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【サービス終了】『Blood Domination』艶やかなシナリオに思わずため息…若きエリート吸血鬼たちの美麗かつ濃厚な学園BLゲーム

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サービス終了のお知らせ

こちらのゲームはサービスが終了しております

『Blood Domination』艶やかなシナリオに思わずため息…若きエリート吸血鬼たちの美麗かつ濃厚な学園BLゲーム

『Blood Domination(ブラッド・ドミネーション) 通称ブラドミ』は若き吸血鬼たちに芽生えた「第二性」と「契約」をテーマにした「おとめ堂」のBLシナリオゲームです。

こちらの記事では、ブラドミの世界観やオススメポイント、ゲームシステムの解説などをたっぷりとご紹介し、その魅力に迫ります!

『Blood Domination』はどんなゲーム?

▲難航する雨月のペア探し!

『Blood Domination(ブラッド・ドミネーション)』は、2018年におとめ堂よりサービス開始されたBLの恋愛アドベンチャーゲームです。

固定CP形式でストーリーは進行し、1つのCPのエンドでノーマルとスイートの2種類のエンドを迎えます。

実際、SNSなどネット上での生の声ではさまざまなユーザーからの高評価と熱い感想を目にします。

中でも、「じっくり時間をかけてクリアした」という声も多く、メインストーリーではマンネリ化もなく毎日少しづつでもストーリーを進めることが楽しみなゲームであることは間違いないでしょう。

テーマとなっている「第二性」とは?

▲作中で詳しい解説があるので大丈夫!

Dom/Subユニバースと呼ばれ、海外のファンアート界隈で誕生した設定で、「男と女」とはまた別に支配する(したい)【Dom】と従属される(されたい)【Sub】という性別を差します。

日本では馴染みのある「SM」のSとMに近いと考えれば理解しやすいかもしれません。

『Blood Domination』の序盤ではストーリーはキャラクターの変化を通じてDom/Subユニバースのことを知ることもできます。

日本ではまだまだメジャーではない設定ですが、じわじわと人気が出ているようです。

『Blood Domination』のおすすめポイント

シナリオが絶品! 艷やかな心理描写が魅力の学園ダークファンタジー

『Blood Domination』の最高の魅力はやはり、シナリオの素晴らしさでしょう。

吸血鬼モノ、と聞くと仄暗い雰囲気や、重厚さ、ややこしい設定をイメージするかと思いますが、登場人物たちの心の揺れ動きにスポットを当てられているので、テーマとなっている「第二性」をキャラクターを通じて体感できるためストーリーにどんどん没入していくことができます。

絆契約や第二性に対しての強い違和感、自覚し始めるほのかな恋心から第二性へのの目醒めへの悦びや戸惑いを鼓動を感じる文章で綴られていて、イチャイチャ場面でなくても十分楽しむことができます。

ブラドミのシナリオを担当されたのは乙女ゲーム、BLゲーム問わず活躍されているシナリオライターの落合海さんです。

ブラドミで初めて知ったという方も今後、落合さんが担当されたゲームはチェックしたい!と思った方も多いはずです。

最上級のクォリティを誇る、スチルと立ち絵

▲私服姿でも違和感ゼロです。指と鎖骨、髪の動きが美しい。個人的には制服のジャケットを脱いだ姿が好きです。

『Blood Domination』はビジュアルの完成度は一貫として高く、安定したクオリティを保っており、独特なクセや古さ、デッサンの不自然さも感じない絵柄で美麗なスチルはストーリーを大いに盛り上げてくれます。

メインビジュアルとクオリティのない全くギャップのないスチルは「課金してよかった!」と大いに満足できるはずです。

作中では表情の変化、制服、私服、ジャケットの着脱などバリエーション豊富な立ち絵が入れ替わり立ち代わり登場しますが、全く不自然さを感じないためストーリーの邪魔もされません。

ブラドミのキャラクターデザインとスチル原画を担当されたのはイラストレーター、漫画家のKujowさん。

別名義でも全年齢向けや乙女系で幅広く活動されている人気クリエイターさんで、もちろん有名タイトルのお仕事もされているので目にしたことがある方も多いかもしれません。

『Blood Domination』ゲームシステム

▲ログインの時間帯によってさまざまなセリフと表情を楽しめます。ごく稀に香澄先生も登場することも!

一般的なアプリのシナリオゲームと同様の操作

いわゆる従来型の無音のシナリオゲームのシステムと同じです。

毎日5枚配られるストーリーチケットを読み進めることができますが、チケットは貯めることができません。

一気に5話以上読むにはゲーム内通貨のルビーで購入するか、別途「プレゼント」として渡されるチケットのみになります。

ストーリー途中では会話選択肢が出ますが、正解するとスチル解放に必要な「絆値」が加算されます。

主人公の「魅力」アップしよう

▲アバターの着せ替えやレッスンで魅力アップ!

主人公の魅力とゴールドがないとノーマルルート狙いでチケットが残っていてもストーリーを進めることができません。

アプリを開けるたびに「レッスン」を行い魅力の数値を積み上げておきましょう。トップページよりボタンを押すだけで終了です。

1回ずつレッスンをすると協力者であるユーザーにフレンド申請できます。

また、アバターを着替えさせても魅力がアップします。ストーリー上で必要なアバターアイテムがあるため購入するために必要な「ゴールド」は序盤は無駄遣いしないようにしましょう。

ゴールドはログインボーナスなどでノーマルルートで必要な分は自然と貯まっていきます。

スイートルートはパートナーとの「絆値」が必要

スチルを解放したり、特別なシナリオを読むために必須なのが「絆値」であり、それを購入できる「ルビー」です。

ルビーは配布されることが滅多になく、残念ながら無課金の解放は諦めた方がよさそうです。

ただ、課金分を節約するコツはあります。

選択肢を成功させるコツ

▲自分が雨月だと思い込んで考えよう

まずは選択肢を成功させることが大切です。間違えても険悪になることはありませんが、なかなかシビアです。

成功のコツは、相手が喜ぶ言葉ではなく、主人公だったらこんなことを言いそうということを第一に考えてください。

また、会話の前後関係ですでに話したはずの言葉を繰り返し言わせようとするひっかけの選択肢もあり、会話の流れをよく把握しながら読み進めることが大切です。

彼ガチャ

▲絆値をドロップするので毎日回そう

「彼ガチャ」は1日1回無料で回せるパートナーのアバター用の私服ガチャで、運が良ければ「絆値」をドロップします。

また、パートナーのアイテムをドロップしても着替えただけでも絆値がアップする場合もあります。

広告動画の閲覧や他の定額サービスへの登録

定額サービスへの登録やアンケートの回答、動画広告の閲覧でルビーをプレゼントされます。

課金並にたくさんもらえる場合もありますが個人情報が紐付けられることに抵抗がある方は素直に課金をしたほうがよいでしょう。(筆者は動画広告の閲覧だけで心折れました。)

『Blood Domination』キャラクター&カップリング紹介

元気な平凡少年×俺様おぼっちゃま
「雨月」(Sub)×「十六夜」(Dom)

明るく素直な一般血統の雨月と影響力のある家系の貴族でありながら不良の十六夜の不器用なラブストーリーです。

気高い女王様×ヤンデレ執事
「千早」(Dom)×「高嶺」(Sub)

自他共に認める美しく誇り高き貴族血統の千早と一見平凡で温和な高嶺の濃厚かつ歪んだラブストーリーです。とても人気のあるCPです。

ミステリアス美人×頼れるオジサマ
「香澄」(Dom)×「銀月」(Sub)

時は遡り、香澄の学生時代が舞台となります。教師と生徒の禁断のラブストーリーはとても気になるところです。

無頓着マイペース×頼れる褐色兄貴肌
「瑞穂」(Dom)×「鳴海」(Sub)

2019年に配信された新規カップルです。
人に対して興味がなくルーズな性格の瑞穂がDom、友人が多く体育会系の鳴海がSubという意外な第二性を持つペアの物語です。

クール系メガネ×学園内一のチャラ男
「夕霧」(Sub)×「一葉」(Dom)

瑞穂と鳴海に同じく、2019年に配信された新規カップルです。
心に傷を持ち、Domに嫌悪する夕霧。チャラ男貴族の一葉との出会いでどのような雪解けをするのでしょうか。

『Blood Domination』実際にプレイをした感想

「雨月」×「十六夜」の序盤のストーリーをメインに筆者が実際にプレイをしてみました。
(※序盤のネタバレ要素を含みます。)

きっかけはメインビジュアルの「千早」×「高嶺」

▲実際の彼らはひと味もふた味も違ったわけですが、優等生CPっぽい雰囲気にやられました…

筆者がこのゲームをダウンロードしたのは、メインビジュアルの「千早」×「高嶺」をみて「切れ長目美人と優等生?!」と一目惚れをしたことでした。

早速ネットでブラドミのことを調べてみると、スチルはもちろん、シナリオの秀悦さを高評価する人が多く、千早と高嶺のストーリーに辿りつきたくDLをしました。

当初はかる〜く「おもしろかったら毎日の日課にしよ〜」という気持ちでした。

最初に選んだルートは「雨月」×「十六夜」

▲アイコンにもなってる彼ら。不器用かわいいケンカップルです!

結局、最初のルートに選択したのが「雨月」×「十六夜」でした。

正統派な元気キャラと俺様おぼっちゃまのいわゆる不器用ですれ違いの多いケンカップルです。

このCPで開始しようと思った理由は舞台となる学園の価値観、世界観を把握するには、相関図の中心にいると思われるCPをまず始めようと思ったとことと、

また、本来の目的であった「千早」×「高嶺」ルートは少々アブノーマルな匂いを感じたので、少々好みからは外れているCPでまずは慣らそう…という気持ちもありました。

しかしもどかしくも惹かれ合い、お互いを必要としているソウルメイトのようなこの2人も本当に大好きになりました。

心よりも身体が先行してしまう不器用さも魅力で、なんだかんだでしょっちゅうイチャイチャしています、笑。

第二性への開花に、キャラクターの鼓動が聞こえそう!

最初に驚いたのは、恥ずかしながら「Dom/Subユニバース」という第二性の設定は初耳で、ブラドミの学園の仮の「絆契約」は、その役割を演じているうちに好きになってしまうって感じかな?と想像していました。

▲こんなに焼きそばパンが似合う子が第二性に目醒めるなんて…

しかし学園内での仮の「絆契約」演じるのではなくて、本来持つ第二性にしたがって行われているんだと、変わりゆくキャラクターで体感で理解しはじめます。その没入感がハンパないのです!

例えば、Domである十六夜に頭を撫でられるだけで、雨月は大きな幸せに満ちあふれることに驚き、戸惑いうシーンがあります。

その文章の表現が体温のようにあたたかみのある表現で描かれていて、雨月を通じて自分の鼓動が早くなるのを感じてしまうほどです。

「絆契約」が全校で始まり、周囲が性に導かれて変化していく中、雨月は自分がいずれSubという性の目覚めを迎ることに不安を募らせます。

ですが十六夜と生活を共にし、お互いを理解し始めると、心から支配されたいという渇望への目醒めの兆しが現れはじめます。そして1枚目のスチルのストーリーにたどり着きます。

1枚目のスチル解放…「これだけ」しかしてないのに、エ、エロい!!

▲CP選択時等、プロモーションで多く見かけるスチルですが、全体像と実際のお色で、ぜひとも堪能して下さい!

そして記念すべき1枚目のシナリオは、ストーリーの流れからして、カップリング紹介で描かれているイラストでした。

ぼかしが取れて、本来の色味があらわになったスチル、湿った舌をヌメッと出した雨月のお顔には、思わずこちらも赤面待った無しでした。

それどころか欲していた血液が滴り落ちるような表現で描かれるシナリオを大いに満たてくれます。

最初は無課金でストーリーの全貌を把握してから周回でスチル回収してもいいかと思いますが、初見で解放する臨場感もたまりません。

「Dom/Subユニバース」を思いっきり楽しんで!という心意気

全体を通して思ったことは、ユーザーに「これを見て感じてほしい」という部分を強調し、設定が整理されているからなのかなと個人的には感じました。

見る人によっては吸血鬼設定がとても弱いと思いますが、「「Dom/Subユニバース」はこんなに美味しいんだ!」とそれに集中させるためにいろんな設定を弱める思い切った展開のおかげでとても楽しめたと思っています。

▲一緒に第二性を巡る物語を体感しよう

たとえば、舞台の学園名は「エクレールギムナジウム学園」ですが、この長い学園名を覚えていなくても問題はありません。(他校の生徒が登場するシーンもありますが混乱することがありません。)

キャラクターの名前もカタカナではなくて日本語名でもあり覚えやすく、学園内も日本の中学や高校の雰囲気と変わらず、「放課後では部活動に励む生徒たちの声が遠くで聞こえる」といったような時間帯が簡単に想像できる書き表しもあり、余計なことを考えず彼らのイチャイチャを絶品にしたから大いに楽しんで!という作り手のプロフェッショナルさも感じました。

まだまだ読んでいないルートやシナリオもありますが、じっくりと絆関係を巡る吸血鬼たちの目醒めに酔いしれようと思います!

▲紹介できなかった「千早×高嶺」もまた違った魅力。気になったCPから、ぜひ楽しんでくださいね!

いかがでしたが?『Blood Domination(ブラッド・ドミネーション) 』は今後、「雨月×十六夜」と「千早×高嶺」の第二部も配信予定です。

絆関係と第二性を巡った5つのペアの運命を長〜く堪能できます。

BLが好きならゲームを始めた人は絶対に好きになる、もっとたくさんの人に存在を知られて欲しいゲームです。気になったら、ぜひとも気になるCPのストーリーを見守ってくださいね。

ABOUT ME
もふたぬ
もふたぬ
乙女ゲーム専門ライター
乙女ゲームが大好きで、これまでに100タイトル以上プレイしてきました! 「イケメン戦国」、、「恋愛HOTEL」、「100シーンの恋+」が好きです! お気に入りの作品についてブログでレビューや攻略法、感想を共有しています。
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