【2026年】「A3!(エースリー)」を遊んだ感想と評判|潰れかけの劇団を立て直す魅力

「A3!(エースリー)」は、潰れかけの劇団「MANKAIカンパニー」を、主人公が総監督として立て直していく、女性向けのイケメン役者育成ゲームです。
劇団員を街で見つけて、稽古で育てて、公演のステージに立たせる。
手のかかる子たちを見守るのが好きな乙女に刺さります。
遊んでいちばん良かったのは、最初の数十分に「笑い」と「借金取りのシビアさ」が同時に来るところと、劇団員が街角のストリートACTで声をかけられて集まってくる手づくり感でした。
気をつけたいのは、初回に約218MBのデータをダウンロードすることと、待ち時間のある要素があることです。

「A3!(エースリー)」とは|潰れかけの劇団を立て直す、イケメン役者育成ゲーム

「A3!」は、Liberent(株式会社リベル・エンタテインメント)が配信する「イケメン役者育成ゲーム」です。
App Storeの初回リリース日は2017年1月27日で、2026年9月30日の時点でも配信中です。
App Storeの最終更新は2026年9月25日、Google Playは2026年9月18日で、公式サイトにサービス終了のお知らせはありません。
舞台は、東京郊外の天鵞絨(ビロード)町です。
劇団員たちの聖地「ビロードウェイ」と呼ばれる通りがあり、主人公はそこで、潰れかけのボロ劇団「MANKAIカンパニー」に出会います。
ひょんなことから劇団を立て直すことになった主人公は、劇団の主宰兼「総監督」に。
劇団員は春組・夏組・秋組・冬組の4ユニット、計24人です。
メインストーリーはフルボイスで、合言葉は「カントク! オレたちを、咲かせてください!」です。
なお、この記事の年齢区分・評価・更新日は、2026年9月30日にApp Storeの製品ページとGoogle Playで確かめた値です。
「A3!」の魅力|実際に遊んで分かった4つの魅力
客ゼロの劇場にショベルカーとお遊戯会。笑っているうちに、借金の話が笑えなくなる
手紙に呼ばれて向かった劇場は、主人公が心の中で「率直にぼろい」と言うほどの建物で、人の気配がありません。
そこへ、ヤクザっぽい古市と手下の迫田が、ショベルカーで乗り込んできます。
「千秋楽までに借金を全額返せなければ実力行使」と言う古市に、「客は入ってんのか」「ま、まだゼロです」「公演は何時からだ」「あと3分です」と詰められていく流れは、絵面だけならコントです。

ところが、古市の言い分には筋が通っています。
公演の中身は、段ボールの舞台セットで、新人が「やあ、僕は門田ロミオ!高校一年生!」と名乗って一人芝居を始め、相手役は鳥という、どう笑えばいいか迷う舞台でした。
古市はそれを「がんばってる芝居が見たければお遊戯会にでも行けばいい」と切り捨て、「この世に努力だけでどうにかなるものなんてねえんだよ」と言い切ります。

それでも主人公は、観客が自分と古市しかいない舞台で、めげずに演じきる新人を見て「もっといい舞台で、いいお芝居をさせてあげたい」と思います。
「私も、舞台に初めて立った時は、そんな気持ちだった」という一言で、元役者だった主人公の過去が、ここで見えてきます。
そこに、支配人が「あなたが幸夫さんの……娘さん!?」と驚く場面が来ます。
主人公の父・立花幸夫は、この劇団を8年前まで支えた人で、その後は音信不通です。

古市が言うには、この劇団は春夏秋冬の4ユニットが毎月入れ替わりで公演をしないと、専用劇場と団員寮を維持できません。
劇団が潰れる理由が「客が来ない」「ユニットが足りない」と具体的なので、笑って読んでいるうちに、応援する理由が手元に残ります。
父の名前で切り抜けたはったりが、「お芝居です」で回収される
劇団を守りたくて、主人公は「父にもしものことがあったときは、この劇団のことを頼まれてたんで」と言い切ってしまいます。
心の声は「嘘だけど。言っちゃったからには、これで通すしかない」です。
日没までに新入団員を連れてくるという約束まで取りつけたところで、あとから「あれは、あの場を乗り切るためのはったりです」と打ち明けます。
「ウソだったんですか!?」と驚く相手に「う、ウソというかお芝居です。ストリートACTみたいなものというか……」と返すやりとりが、私はこの作品でいちばん好きな場面です。

ストリートACTは、ビロードウェイの劇団員がアドリブで演じる路上パフォーマンスで、資金稼ぎと言伝を兼ねています。
物語の最初に街で見る本場の芝居は「今のがお芝居だなんて思えない」ほどの迫力です。

その基準を先に見せられているので、あとで主人公たちが素人まるだしで路上オーディションを始めるところが、より心に残ります。
咲也が「一番!佐久間咲也!17歳!」と自己紹介し、主人公が入団試験の課題を出す役になりますが、声が上ずって棒読みになり、通りすがりの観客に「何これ、罰ゲームとか?」と言われてしまいます。
嘘が悪意ではなく「芝居」として回収されるので、主人公を嫌いになりません。
彼女が「どんなに練習しても大根すぎて役者としては使い物にならない」と打ち明ける理由も、この場面で分かります。
劇団員は街で声をかけて集める。真澄の「お前はどうでもいい」と綴の「毎日二食付き……?」
日が傾くころ、ずっと視線を向けてきた青年に声をかけます。
咲也が「うちの学校の後輩です」と言う、碓氷真澄です。
真澄は主人公に「アンタ、その劇団にいるの?」と聞き、「入ってないんだ?」と確かめたうえで、「アンタがいるなら……入る」と即決します。
そのすぐあとで咲也には「お前はどうでもいい」と言うので、主人公にだけ向く一途さが最初の数行で伝わります。
続けて別の候補に声をかけると、真澄は「誰、こいつ」「俺がいるのに?」「アンタ、誰でもいいんだ……尻軽」と割り込んできます。

その候補が、団員寮の説明に「毎日二食付き……?」と食いついた皆木綴です。
「俺、全然経験ないけどいいの?」と聞き返し、「役者っていうより、劇作家志望で脚本書いてみたい」と続けます。
支配人が「今ちょうど欠員があるので問題ないです!」と受け入れると、真澄が「俺だって、脚本くらい……」と張り合い始めるのも笑えました。
息を切らして劇場に戻ると、古市は、新入団員が二人増えたところで劇団は存続できないと告げます。

そこで真澄が「もう解散?」と言い、続く古市の条件は「死ぬ気で練習して、来月中には公演を行え」でした。
猶予は1か月です。
劇団員が、ガチャの結果ではなく「街で出会った人」として物語に入ってくるので、最初から一人ひとりの第一印象が濃く、誰かを推したくなるまでが早いです。
稽古はタップで進めて、ランクアップで一気に回復する
旗揚げ公演の演目は、春組の「ロミオとジュリアス」です。
稽古1回の消費LPは10で、最初に支配人が「今回は、僕が監督のかわりに稽古の対象を選んでおきました♪」と、咲也の稽古を用意してくれます。

稽古はタップで送るミニゲームで、レッスンごとに親密度とEXP、熟練度が上がります。
「稽古ミッションをクリアしてダイヤをGETしよう」とあるので、ミッションをこなすほどダイヤも増えます。

画面の右にはAUTOボタンがあります。
ポチポチが苦手な人には、この点が助かります。
2018年の旧記事でも、オート機能があるのでスキマ時間にコツコツ進められると書きました。
稽古のあとでRANK UPすると、LPとSPが全回復して上限も伸びます。
私の画面では、LPが37/24と、上限を超える表示にもなっていました。

読むための時間を削らずに、待ち時間がたまったらランクアップで一気に戻せるので、ストーリーを続けて読みたい人にはありがたい作りです。
「A3!」の劇団員|会えた春組の第一印象と公式の紹介
劇団員は、春組・夏組・秋組・冬組の4ユニットで計24人です。
ここでは、遊んで会えた春組の3人を中心に、公式サイトのキャラクター紹介の一言とCVもあわせて書きます。

佐久間咲也(CV:酒井広大)|まっすぐすぎるお日様系元気役者
「花が咲くの咲也です!」と名乗る、ロミオを演じていた新人です。
「何ができるかわからないけど、手伝わせてください!」「せっかく入った劇団をなくしたくないですし」と、劇団のために先に動いてくれます。
冒頭の「いつかの未来」では、座長として千秋楽の幕が上がるのを待つ咲也が出てきて、「オレたちを咲かせてください、カントク!」で締まります。
このシーンで、このゲームのゴールが先に見えます。
碓氷真澄(CV:白井悠介)|あなたに一途すぎるクール系年下役者
咲也の学校の後輩で、主人公が劇団にいると分かった瞬間に入団を決めます。
「アンタがいるなら……入る」の一言が第一印象のすべてで、その裏返しに、ほかの人への態度がそっけなくなります。
皆木綴(CV:西山宏太朗)|苦労性すぎるツッコミ系お兄ちゃん役者
団員寮の「毎日二食付き」に食いついて入団した、劇作家志望の青年です。
役者より脚本を書きたいと言うのに、そのまま劇団員として迎えられる展開が、この劇団らしい大らかさです。
茅ヶ崎至(CV:浅沼晋太郎)とシトロン(CV:五十嵐雅)|公式の紹介
公式サイトでは、至は「爽やか王子様系エリートリーマン役者」、シトロンは「怪しくて適当過ぎる異国からの留学生役者」と紹介されています。
冒頭の千秋楽の場面でも、「至さんもちょっと緊張してるみたい」「シトロンさんは相変わらず何考えてるかわからないけど、落ち着いてる」と、咲也の目線で描かれます。
稽古のあとに表示される総監督メモには「シトロンさんは毎日寝る前に冒険談を話してくれるんです!」と出ていて、ここでも人柄がのぞけます。
古市左京(CV:帆世雄一)|冷酷無比なエリートヤクザ役者
劇場を潰しに来る借金取りの古市は、公式の紹介では秋組の劇団員です。
2018年の旧記事でも書いたように、「劇場を潰そうとしていたのに、どうやらワケありな様子」という含みが、冷たい顔とのギャップとして残ります。
ここが惜しい|強いて挙げるなら、待ち時間とデータ量
まず、出稼ぎは一度行うと、次にできるまで待つ時間があります。
ロード中のヒントにも「なるべくログインして小まめにやっておけ」と出ます。
次に、初回に約218MBのデータをダウンロードします。
「Wi-Fi環境をおすすめします」という表示が出るので、外で始めるより、家のWi-Fiに繋がった状態で入れるほうが安心です。
Google Playの低評価にも、データ通信量の多さや通信エラーを挙げる声があります。
最後に、稽古はタップで進める作業なので、ポチポチが苦手な人には単調に感じるかもしれません。
ただしAUTOがあり、ストーリーを読み進めるのが主役の作りです。
ストアの評判|ストーリーとキャラは高評価、低評価は通信とイベント
App Storeは★4.5(22,581件)、Google Playも★4.5(約1.4万件)です。
Google Playでは、★5が9,464件、★4が1,361件、★3が806件で、★5が約7割を占めます(2026年9月30日時点)。
目立つ低評価は3つです。
1つめは通信エラーやデータ通信量の多さ、2つめは、更新でイベントの仕様が変わったことへの不満、3つめは、本編は面白いがイベントがマンネリ気味という声です。
一方で、「ストーリーもキャラクターも良い」「お気に入りのゲーム」と、長く遊んだうえで残念がる声もありました。
物語とキャラが好きな人ほど、通信環境を先に整えるのが安心です。
「A3!」は無料でどこまで?課金とスカウトの仕組み
公式サイトの表記は「価格無料(一部アイテム課金あり)」です。
最初のスカウトはチュートリアルで、無償のダイヤ150個が配られます。
それを使ったスカウトは、10人選抜(145個)で、一気に10人が劇団員に加わります。
「本スカウトは引き直しをすることで、好きな結果を出してから次に進むこともできます」と確認画面に出るので、最初は納得のいく結果になるまで引き直せます。

スカウト画面の価格は、1人選抜が15個、10人選抜が145個(SSR以上が1人確定と表示されます)、有償ダイヤの1日1回限定が5個、プレミアムメダルの選抜が5枚でした。
1人ずつ10回引くと150個なので、10人選抜のほうが5個安くなります。

稽古の消費LPは10で、ストーリーの話数の選択画面には消費LPの表示はありませんでした。
ランクアップでLPが全回復するので、稽古を進めるほど、ストーリーを続けて読みやすくなります。
こんな人におすすめ・合わない人|まとめ
おすすめなのは、次のような乙女です。
- 手のかかる子たちを、見守りながら育てたい人
- 笑いと涙のバランスがいい、青春ものが好きな人
- フルボイスの豪華声優で、ストーリーを読むのが主役のゲームがいい人
- AUTOやミニゲームなど、手軽に進められるゲーム性が好きな人
合わないかもしれないのは、次のような人です。
- 初回に約218MBのデータをダウンロードするのが負担な人
- 待ち時間のある要素が気になる人
- 選択肢で大きく分岐する乙女ゲームを求める人
潰れかけの劇団が、街で出会った一人ずつを仲間にして、「咲かせる」ところまで持っていく物語です。
最初の数十分の笑いとシビアさが刺さったなら、そのまま最後まで楽しめると思います。
イケメンが出てくる育成・恋愛ゲームをほかにも比べたいなら、イケメンが出てくるゲームアプリのおすすめ13選や、女性向けゲームアプリのおすすめ23選が見比べやすいです。
待ち時間が気になる人は、ストーリーチケットなしで遊べる乙女ゲームアプリ5選も見てみてください。
乙女ゲームを幅広く探したいときは、乙女ゲームアプリのおすすめランキングにまとめています。
「A3!」は無料でダウンロードできます。
※配信状況・対応機種・年齢区分・ストア評価は2026年9月30日時点の情報です。
最新情報は公式サイト・ストアでご確認ください。
ほかの育成ゲームは、女性向け育成ゲームアプリおすすめ13選で紹介しています。







