【サービス終了】金色のコルダ スターライトオーケストラはシリーズファンも新規も楽しめる育成シュミレーションアプリゲーム
引用:公式サイト
ネオロマンスシリーズ人気作品の1つ、「金色のコルダ」最新作がスマホアプリで登場!その名も「金色のコルダ スターライトオーケストラ」(通称:スタオケ)。
音楽に情熱を燃やす高校生たちを中心に繰り広げられる、熱き青春ストーリーがつむがれます。
懐かしくも新しい、令和の金コルとはどんなものか!?金色のコルダシリーズプレイ済みの筆者が語ります。
金色のコルダ スターライトオーケストラとは
「スタオケ」は2021年2月、コーエーテクモゲームスからリリースされた育成シュミレーションアプリゲーム。
コーエーテクモゲームスのネオロマンスシリーズの1つ「金色のコルダ」の最新作に位置づけられる作品で、「金色のコルダ3」から10年後の世界が舞台となっています。
主人公は横浜の星奏学院高等学校・普通科に通う女生徒。
スターライトオーケストラの結成、そして国際コンクール優勝を目指し、全国各地を渡り歩いて仲間を探す青春ストーリーです。
金色のコルダ スターライトオーケストラのおすすめポイント
実際に「スタオケ」をプレイして感じたおすすめポイントを、筆者の所感を交えつつご紹介します!
引き継がれる「金色のコルダ」世界観
金色のコルダシリーズの始まりは2003年、長く愛されてきた作品だけに、ファンの中には「まったく違った世界観になっていたら嫌だ」という懸念を持つ人もいるでしょう。
筆者自身、いくつかの金コルをプレイ済なので、「令和の金コルとはいったいどんなものなのだろう」とドキドキしていたのも事実です。
星奏学院高等学校、ファータ、リリといったおなじみのワードもてんこもりに含まれており、思わずまた過去作をプレイし直したくなるほど。
しかしこの「スタオケ」は従来の金コルの世界観をしっかりと受け継いでいて、至る所に「懐かしい!」が溢れている作品だと感じました。星奏学院高等学校、ファータ、リリといったおなじみのワードもてんこもりに含まれており、思わずまた過去作をプレイし直したくなるほど。
声優陣も変更がなく、谷山紀章さん、伊藤健太郎さん、福山潤さんなどおなじみの顔ぶれが並びます。
一方でキャラデザインは一新され、より現代風のタッチに変更されています。
これまで金色のコルダシリーズに触れたことのない世代にも、馴染みやすいビジュアルになっていますね。
随所に差し込まれるスチルやムービーがものすごく美麗なので、これだけでも必見の価値がありますよ。
青春!なメインストーリーと胸キュンな個別ストーリー
「スタオケ」のメインはスターライトオーケストラを育て、コンクールで優勝を目指すこと。
音楽にすべてをかける学生たちがひとつの目標に向かって団結し、走る姿はものすごく感動的で、胸が熱くなります。
ストーリー展開的には、最初は少人数から始まり、少しずつ仲間を集めていく……という流れ。
当然、そう簡単に仲間になってくれる人ばかりではありませんので、行く先々で何かと問題が起こります。
その少しずつ成長していく過程がとても丁寧に描かれているので、プレイヤーがより物語に感情移入しやすくなっていますね。
また、本作は昨今の女性向けアプリにしてはやや珍しく、主人公の性別が女性に固定されています。
個別ストーリーでは各キャラクターと主人公との甘い物語も堪能できるので、乙女ゲーム好きはこちらも必見です。
手軽かつやりごたえのあるゲーム性
ゲーム内容としては 「カードを育成し、編成して、ミニゲームをクリアする」というシンプルなものです。
ストーリーを進めるためにクエストクリアするだけならさほど難しくありませんが、コンプリートしようと思うと結構難しく、やりごたえを感じました。
編成をあれこれ考えたり、コツコツ育成したりといったゲーム性が好きなら、きっとハマるでしょう。
一方で、倍速やスキップ、オートなど時間がない人向けにサクッと遊べる便利な機能も多数搭載されています。
手軽に遊びたい人にも、やり込みたい人にも対応できるアプリだと感じました。
金色のコルダ スターライトオーケストラのゲームシステム
ここでは、「スタオケ」の遊び方、ゲームシステムについて解説します。
クエストを進める
「スタオケ」のゲーム進行はちょっと変わっていて、クエストとメインストーリーが同時進行します。
クエスト画面ではLPを消費して「路上ライブ」を行い、これをクリアすることでストーリーが開放されていきます。
開放したメインストーリーは「ストーリー」タブから見返すことが可能。
「とりあえずLPを消費したいけどストーリーは後からじっくり見たい!」という場合は、一度スキップしても大丈夫ですよ。
路上ライブを行う
クエスト画面から行う路上ライブです。
課題曲に応じた「目標演奏力」「属性」「スタイル」などが設定されており、これに合ったカードを編成することで高ポイントを稼げるようになっています。
ライブでは経験値のほか、育成アイテムなどが入手可能です。
練習する
「メンバー」タブからは練習(カード育成)が可能です。
練習には「二人練習」と「個人練習」があり、アイテムを消費してカードの能力を高めることができます。
また「覚醒」するとカードのレベル上限を引き上げることができます。
金色のコルダ スターライトオーケストラのキャラクター紹介
ここでは、「スタオケ」に登場するキャラクターを一部紹介します。
九条朔夜(CV:日野聡)
同級生のクールなヴァイオリニスト。
気品漂う美少年だが、無気力で何に対してもネガティブ。
人生をつまらないと感じながらも、「こんなものだ」と諦めている現実主義者。
しかし、お人よしで苦労性な面があり、主人公によって壮大な夢を描くスターライトオーケストラに巻き込まれてしまう。
成宮智治(CV:武内駿輔)
女生徒たちに人気のイケメン後輩チェリスト。
明るく朗らかで好奇心旺盛な人柄。
下級生だが大人びた外見で、女性慣れしているのか甘い言葉を気軽にささやいてくる。
「高校に入ったら何か始めたいと思ってた」という軽い理由でスターライトオーケストラに加入する。
一ノ瀬銀河(CV:福山潤)
主人公の前に、彗星のごとく現れた指揮者(くずれ)。ピアニスト。
昔は輝かしい才能にあふれ、国際コンクールでの受賞歴もある新進気鋭の指揮者だった。
主人公のヴァイオリンの先生の家に下宿していて、子どもの頃には憧れの存在だった。
幼い主人公は彼と世界一のオーケストラを作ると約束したらしいが……。
金色のコルダ スターライトオーケストラを実際にプレイした感想&まとめ
筆者が「金色のコルダ」に初めて触れたのは無印と呼ばれる、シリーズ最初のコンシューマーゲームソフトです。ハードはたしかPSPでした。
「金色のコルダ」をはじめ、ネオロマンスの乙女ゲームはだいたい触ってきています。
なので最初は、スマホアプリでコルダをやっちゃうの!?と少しばかり驚いたのが正直なところでした。
さてアプリをプレイしてみて思ったのが、 「金色のコルダっぽい!」ということ。
ネオロマの乙女ゲーム全般に言える品の良さ。そして金コルらしく、登場人物がみんなそれぞれひたむきに音楽と向き合う姿をしっかり描いている作品です。
もとが乙女ゲームなためか、ストーリーに恋愛っぽい描写が多く含まれる&主人公の個性がやや強い点も大きな特徴かなと感じます。
これは正直、好みが分かれるところだとは思います……が、金コルをプレイした人であれば「イイ!」と言ってくれるはず。
コンシューマーゲームの頃から、声優陣が変わっていないのも嬉しいポイントですね!
さて、「じゃあ古参ファンしか楽しめないの?」と言われれば、そんなことは決してないと思います。
グラフィックやムービーのクオリティは非常に高くどこを切り取っても美麗で、どのキャラクターも魅力的。
ストーリーもよく練られており、進行度に応じて少しずつ人物が増え、オーケストラが成長し……と無理なく物語の中に入り込める工夫が凝らされています。
古参ファンにとっては懐かしさ、逆にこれまで金色のコルダに触れたことのなかった人にとっては新鮮さが感じられるでしょう。
気になるゲーム性は、基本がカード育成ゲームとなっています。
リズムゲームのようなテクニックは必要ありませんが、課題に応じてカードを編成し、またしっかり育成して望まないとなかなか高得点を出せない印象を受けます。
無印の金コルといえば、乙女ゲームというジャンルにもかかわらずミニゲーム要素が非常に難しい作品としても知られているので、「スタオケ」にもその片鱗を感じられました(笑)。
とはいえ、ステージクリアだけであればそう難しくはありません。
まずはサクサク進めて、やり込みたいと思ったらガッツリ育成を頑張ってみる!というスタイルでも良さそう。
単純なポチポチゲーではなく、ある程度プレイヤーに考える余地のあるゲームと言う意味で、非常にやりごたえがあると言えるでしょう。
「スタオケ」は金色のコルダシリーズファンはもちろん、これまで金コルに触れたことのない人、随所に流れる美しい旋律に耳を蕩けさせたい人、ちょっと乙女ゲームっぽい雰囲気を味わいたい人などにぜひおすすめしたいアプリです。