【レビュー】ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-はアプリ版の完全オリジナルストーリーが楽しめる!
ラッププロジェクト「ヒプノシスマイク(通称:ヒプマイ)」を原作としたアプリゲーム「ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-」が、2020年3月にリリースされました。
ヒプマイファンからすると、今か今かと待ち望んでいた本作。ストーリーも曲も間違いなしのリズムゲームに仕上がっています。
既存ファンはもちろん、アプリをきっかけにヒプマイを知った乙女にもぜひおすすめしたいヒプノシスマイク-A.R.B-について、ヒプマイファンの筆者が詳しく解説します!
ヒプノシスマイク-A.R.B-とは
ヒプノシスマイク-A.R.B-は、IDEA FACTORYが2020年3月にリリースしたリズムゲームアプリです。
2017年にスタートした音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク(通称:ヒプマイ)」を原作としており、アプリ版のストーリーは完全オリジナルとなっています。
ヒプノシスマイク-A.R.B-のおすすめポイント
ここでは、実際にヒプノシスマイク-A.R.B-をプレイして感じたおすすめポイントを、筆者の所感を交えつつご紹介していきます!
ファンも新規さんも楽しめるオリジナルストーリー
ヒプノシスマイク-A.R.B-では、アプリオリジナルのストーリーが楽しめます。
プレイヤーは見習いDJとしてヒプマイの世界観へ入りこみ、イケブクロ・ヨコハマ・シブヤ・シンジュクの4ディビジョンのキャラクターたちと交流が可能!
オリジナルストーリーなので、ヒプマイをよく知らない新規さんでも十分楽しめますし、もともとのヒプマイファンにとっては、これまで見たことのないキャラクターたちのやり取りを見られるので大満足ですよ♡
豪華フルボイスを堪能
ヒプノシスマイク-A.R.B-のメインシナリオは 豪華フルボイスで楽しめます。
ヒプマイのキャストは速水奨さんや浅沼晋太郎さんといったベテランから、野津山幸宏さんなど若手の方まで幅広い層が揃っており、聞き応えもばっちり!
また、リズムゲームのプレイ曲にもなっているラップは、すべて声優さんが歌唱しています。
ド迫力で中毒性のあるラップをどう歌いこなしているのか、必聴ですよ!
新感覚なリズムゲーム
ヒプノシスマイク-A.R.B-では、まるでDJのターンテーブルのような画面上でノーツをタップして、原作でも大人気の曲をプレイできます。
通常のノーツをタップするほか、「スクラッチ」と呼ばれる新感覚のギミックも!
プレイ中は、YouTubeの公式チャンネルなどでもおなじみの、ド派手なリリック演出も見られます。
難易度も複数あって選べるため、リズムゲームに苦手意識のある人からガチ勢まで、幅広い層の人が楽しめるはずです。
ヒプノシスマイク-A.R.B-のゲームシステム
ヒプノシスマイク-A.R.B-のゲームシステム、遊び方について解説します。
ストーリー
ストーリーは、物語の中心となる「メインシナリオ」と各イベントごとの「イベントシナリオ」、「カードシナリオ」が用意されています。
メインシナリオは各ディビジョンごとに分けて進行するので、「誰がどこのディビジョンの人だったかまだ覚えてないよ~」という状態でも、混乱することなく読み進められるはず。
カードシナリオはまだ開放されていないため(執筆時)、今後のアップデートを楽しみに待ちましょう♪
リズムゲーム「KILLER SCRATCH!!(キラースクラッチ)」をプレイ
リズムゲームは「ライズ」と呼ばれるライフを消費して行います。
プレイすることでキャラのレベルが上がり、より高いスコアを出しやすくなります。
メインシナリオを開放するには、対象曲を一定以上のレベルでクリアする必要があるため、コツコツと育成に励みましょう。
ちなみにプレイ中のレーンエフェクトは、設定でオフにすることができます。
見にくくてプレイに支障が出る場合は切り替えましょう。
デッキ編成やキャラの育成
「G COLLECTGコレクト」(ガチャ)で新たなキャラクターを仲間にすることができるので、入手したら育成や編成を行います。
リーダーに設定したキャラクターは「マイメン」として、「MY ROOMマイルーム」(ホーム画面)に表示できます。
タップするといろいろなセリフを喋ってくれるので、ついつい話しかけちゃいます♪
キャラクター紹介
ヒプノシスマイク-A.R.B-に登場する、4つのディビジョンのリーダーをそれぞれ紹介します。
山田一郎(CV:木村昴)
イケブクロ・ディビジョン「BusterBros!!!」のリーダーで、山田三兄弟の長男。
次男も三男もとにかく一郎を尊敬している。
家族思い、困っている人を放っておけないタイプで、みんなから慕われている。
碧棺左馬刻(CV:浅沼晋太郎)
ヨコハマ・ディビジョン「MAD TRIGGER CREW」のリーダーで、ヨコハマ界隈を仕切るヤクザ。
いつも不機嫌そうな怖い顔をしているが、女性には絶対に手を出さない、妹を大切にしているなどの一面もある。
飴村乱数(CV:白井悠介)
シブヤ・ディビジョン「Fling Posse」のリーダーで、いつもキャンディを持っているかわいい担当。
天真爛漫で空気を読まない発言も多々あるものの、持ち前の愛らしさでみんなに好かれている。
でもときどき深い闇を見せるのがまた魅力。
神宮寺寂雷(CV:速水奨)
シンジュク・ディビジョン「麻天狼」のリーダーで、天才医師。
一見怖い風だが、優しく穏やかで聡明。まさに医師の鑑のような人。
独特なラップがぐいぐい引き込んでくる、謎のパワーを感じる。
実際にプレイした感想&まとめ
もともとヒプマイというコンテンツのファンだった筆者は、アプリ化の話が出てからずっとこの「ヒプノシスマイク-A.R.B-」のリリースを待っていました。
ヒプマイ好き的な視点からいえば、ヒプノシスマイク-A.R.B-は 「こんなに喋って、動く彼らを見られるなんて、なんという尊み……!」のひと言。
というのも、ヒプマイは音楽からスタートしたコンテンツで、ストーリーらしいストーリーはほとんど供給なしのところから始まっています。
キャラ同士のなんとなくの関係性は、いくつかのドラマCDとラップのリリックから読み解くことしかできませんでした。
プロジェクトが進んでコミカライズされるようになると、そこでようやく「公式の物語」が紡がれるようになります。
が、漫画で見るのと声がついた画像・動画で見るのとでは、やはり少し受け取り方が変わりますよね。
ヒプノシスマイク-A.R.B-ではアプリ版のオリジナルストーリーが用意されていますが、キャラクター同士の関係性はもとの世界観そのまま。
山田三兄弟のワイワイとした様子や、ヨコハマディビジョンの殺伐とした中にもなぜかクスリとさせられるやり取りなど……。
こうしたシーンを見られる・聞けるのは、ファンにとってたまらないイチオシポイントといえます。
……と、ついついファン目線で語ってしまいましたが、「 ヒプマイはよく知らない」という乙女にも問題なく楽しめる内容に仕上がっていると感じました。
ストーリーはアプリオリジナルのものですし、キャラクターの関係性などについてはプロローグを読めばきちんと把握できるようになっています。
メインストーリーはディビジョンごとに分かれているため、登場キャラの多いアプリにありがちな「このキャラはどこ所属の誰だっけ……」みたいなことにもなりにくいでしょう。
リズムゲームとしては、複数の難易度が存在するため、リズムゲーム初心者から、ガチ勢まで幅広い層の乙女が楽しめるようになっています。
まるでDJになったような気分を味わえる新感覚のギミック「スクラッチノーツ」も、おもしろいので、ぜひ実際に触って体験してみてほしいです♪ギュイギュイ音が鳴りますよ。
ヒプノシスマイク-A.R.B-は、ヒプマイ好きにはもちろん、リズムゲーム好き、ラップに興味がある乙女にもぜひおすすめしたいアプリです!