【レビュー】「夢職人と忘れじの黒い妖精」はファンタジー感いっぱいの夢世界を描く夢を紡ぐファンタジー職業RPG
2022年2月にリリースされたジークレストの新作「夢職人と忘れじの黒い妖精」。
大人気パズルゲーム夢100の世界観を継承しつつ、まったく新しいバトルゲームとなっています。
美麗なビジュアルや豪華声優陣、奥行きのあるストーリー、軽快なゲームシステムが織りなすやりごたえ抜群のRPGです。
ファンタジー感いっぱいの夢世界を描くゆめくろについて、詳しくレビューします。
夢職人と忘れじの黒い妖精とは
夢職人と忘れじの黒い妖精(以下、ゆめくろ)は2022年2月にジークレストから配信された夢を紡ぐファンタジー職業RPG。
同社の人気スマホ向けパズルRPG「夢王国と眠れる100人の王子様(夢100)」の世界観を継承した内容となっています。
夢100をプレイした人はもちろんですが、直接的な繋がりはないので、未プレイの人であっても十分楽しめる内容になっています。
夢職人と忘れじの黒い妖精のおすすめポイント
ゆめくろを実際にプレイして感じたおすすめポイントを、筆者の所感をまじえつつ紹介します。
美麗なビジュアル、豊富なグラフィック
まずは問答無用でビジュアルが綺麗です!
背景からして夢世界のファンタジー感がいっぱいで、画面を見ているだけでワクワクします。
キャラクターも豊富で、立ち絵も大人っぽい系からかわいい系まで揃っておりよりどりみどり。
推しを決めるのも一苦労ですね。
ゲーム序盤には10連ガチャが引けますが、お目当てのキャラが出るまで何度も引き直しが可能になっています。
なので、この前の時点でとりあえずの推しを決めておくと、ゲームをスムーズに進められるでしょう。
また、夢100でもおなじみの分岐する覚醒システムも健在!
1枚のカードで2通りのグラフィックを楽しめるので、その分見られるグラフィック数も多いのが嬉しいですね。
豪華声優陣を起用
ゆめくろは登場するキャラが多いため、その分起用されている声優陣のバリエーションも豊富です。
例えば物語序盤から登場する世界探索ギルド「月渡り」のクロウのCVは『文豪ストレイドッグス』中島敦役を務めた上村祐翔さん、イツキのCVは『鬼滅の刃』嘴平伊之助役を務めた松岡禎丞さんが担当しています。
このおふたりは比較的お若く、かつここ最近の人気作品のメインキャストを務めていらっしゃいます。
一方で美食ギルド「ガストロノミー」のオスカー役を務めるのは、ベテラン声優として知られる子安武人さんです。
このように、キャリアも年齢もかなり幅広いキャスティングがされているのもゆめくろの特徴。
アプリは「声」で選ぶという人も少なくないのではないでしょうか?
そのような人にも、しっかり楽しめる内容となっています。
サクサク&見るのも楽しいオートバトルシステム
夢100はパズルゲームでしたが、ゆめくろではミニゲームにオートバトルシステムを採用しています。
難しい操作はとくに必要なく、基本的にオートで進行するので、キャラ萌えやストーリー重視の人にもとっつきやすいのが嬉しいですね。
またバトル中はミニキャラたちが動きますが、この動きもけっこう見応えがあります。
スキル発動時のビジュアルやエフェクトも綺麗で、眺めているだけでも楽しいですよ。
夢職人と忘れじの黒い妖精のゲームシステム
ここでは、ゆめくろのゲームシステム、遊び方を紹介します。
メインクエストを進める
まずはメインクエストを進めましょう。
アプリを起動すると序盤に、ヒロインとマイスターたち、そしてヒロインと深く関わりのありそうな人物とのシーンが流れます。
これは夢……ということになりますが、当然気になるわけで。
メインクエストを進めていくうちに、この謎が徐々に明らかになっていきます。
何をしたらいいか迷った時は、まずメインクエストを進めていきましょう。
またメインのストーリー以外にも、キャラ個別のストーリーが用意されています。
親愛レベルを上げることで徐々に解放されていくので、積極的に推しとの親愛レベルを上げていきましょう。
キャラを育成する
バトル内では手持ちのカードでデッキを組んで戦います。
このカードは強化が可能となっており、ある程度まで強化を進めるとプレイヤーが「覚醒後の姿」を選ぶことができます。
夢100にもあった太陽と月の覚醒システムですね。
どちらの覚醒をするかによってスキルだけでなくビジュアルも変化します。
自分好みに推しを育てられる……最高のシステムですね!
ギルドライフを満喫する
ホーム画面「ギルドライフ」のタブからは、マイスターたちのホームをのぞいたり、おでかけやメッセージのやり取りなどの交流ができます。
ふたりでおでかけするとボディタッチできたり、プレゼントをあげられたり。ここで親密レベルを上げることができるので、推しのストーリーを解放したいなら積極的に仕掛けていきたいところですね。
ミニキャラたちがちょこちょこ歩いたり、おしゃべりをしたりする様子は、見ているだけでも癒やされます。
普段の彼らとはまた少し違った顔を見て、新たな魅力を発掘できちゃうかも!
キャラクター紹介
ゆめくろに登場するキャラクターのうち、「月渡り」ギルドから3人をピックアップして紹介します。
クロウ(CV:上村祐翔)
夢を追い求める探索師。持ち前の強運を生かし、数多くの大冒険をこなしている。無茶をすることも多く、連盟からは遺跡破壊の常習犯として警戒されている。
イツキ(CV:松岡禎丞)
他国へ渡るための道、「ムーンロード」の架かり方を読む月読み師。クールで神秘的な外見に反して、かなりの天然で世間知らず。クロウとコンビを組むことが多い。
グランフレア(CV:加藤和樹)
描いたものを具現化させることができる、生き絵師。武闘派にしか見えないが、家事から家計管理までオールラウンダーにこなす、「月渡り」の母親的存在。
夢職人と忘れじの黒い妖精を実際にプレイした感想&まとめ
まず目を引いたのが、ビジュアルとキャラ絵の美しさです。
ムービーや背景、スチルに至るまで非常に美麗で、見ているだけでうっとりするほど。
ファンタジー要素の強い世界観もあいまって、ゆめくろの世界にどっぷり没入できる感覚を得られます。
またそれに負けないくらいキャラ絵も魅力的!
顔だけでなく服装や体のラインに至るまでしっかりと細かく描写されているので、必ずお気に入りのひとりが見つかるはずです。
メインストーリー序盤は、世界探索ギルド「月渡り」のメンバーを中心に物語が進行します。
「月渡り」の探索師であるクロウは、いわゆる明るいメインヒーロー的な立ち位置。
こうしたキャラクターはしばしば、天真爛漫であるゆえにヒロインへの気遣いが足りない……ということがありますが、クロウは違います。
ヒロインのピンチに颯爽と現れ、出会ってすぐに気遣い100%の言葉をくれる。ポイント高い!
クロウ以外のメンバーも、「顔が怖い」と言われてシュンとしたり、クール系に見えてド天然だったりと、キャラクターごとに愛すべきポイントがしっかりある!という印象を持ちました。
物語を読み進めるうちにどんどん登場キャラも増えますので、推しが増え続けて大変なことになりそうな予感がします。
ストーリー自体も謎めいた部分が多くあり、「もっと先を読みたい」と気になる構成になっています。
ビジュアルでもキャラ萌えでもストーリー性でも、ゆめくろはさまざまな面からおいしいアプリゲームとなっており、多くの乙女のニーズに応えられるポテンシャルを秘めています。
少しでも気になったあなたは、ぜひ一度プレイしてみてくださいね!