【レビュー】「ウインドボーイズ!」はかつての名門吹奏楽部で学生たちが奮闘する青春イケメン育成ゲーム
都会の喧騒を離れた石川県金沢市を舞台に繰り広げられる、元強豪校である威吹高校の『吹奏楽部』――あなたは、そこに赴任してきたばかりの新任教師。
ウインドボーイズ!は、かつては全国大会常連だったにもかかわらず今や廃部同然の吹奏楽部を復活させようと、学生たちが奮闘する青春ストーリーです。
ひたむきに奮闘する姿に胸が熱くなったり、クスッと笑えたり、ほろりと泣けたり……学生たちが織りなす爽やかで濃密な高校生活を、教師という導き手として、彼らのそばで見つめてみませんか?
ウインドボーイズ!とは
ウインドボーイズ!は、2021年11月にDMM GAMESから配信された青春育成ゲーム。
ios版、Android版のスマホアプリのほか、ブラウザゲームとしてPC版でもプレイが可能です。
都会の喧騒を離れた石川県金沢市にある『石川県立威吹高等学校』の吹奏楽部がメイン舞台となっています。
音楽を通してつむがれる、個性豊かな高校生たちの物語を、新人教師として彼らのそばで見守ってください。
ウインドボーイズ!のおすすめポイント
ウインドボーイズ!を実際にプレイして感じたおすすめポイントを、筆者の所感を交えつつ紹介します。
ビジュアルも内面も。魅力的なキャラクターたち
ウインドボーイズ!の大きな魅力のひとつは、やっぱり魅力あふれるキャラクターたちです。
高校が舞台なので、主要キャラクターは全員高校生。
音楽が好きだったり、吹奏楽部のために頑張りたいだったり、みんなひたむきな想いを胸に日々の活動を頑張っている姿は、こちらの胸を打つ爽やかさがあります。
イラストレーター夏子氏が手掛けるキャラデザはとても美麗で、大人っぽい系からちょっと幼い系、クール、キュート、やや怪しげな感じ……とバリエーションも豊富。
キャラクター一覧を眺めて推しを決めるのも一苦労です。
メインストーリーはフルボイスで楽しめるので、好きな声優さんを探してみるのもいいですね!
吹奏楽部の活動を通じて音楽を楽しめる
プレイ中、随所で美しいメロディーが聞こえてきました。
ウインドボーイズ!は音楽をテーマにしたゲームですが、アイドル系のリズムゲームではないため、 聞こえてくるのはクラシックや楽器の音色。
これがちょっと新鮮かな?という印象を受けます。
かつて金色のコルダを嗜んだ筆者的には、作中で楽器の音色が楽しめるゲームってとても良いなと感じます。
スマホ版とPC版が連携可能
DMM GAMESから配信されているため、ウインドボーイズ!はPC上でもプレイが可能です。
スマホ版と連携することもできるので、出先ではスマホ、家にいるときはPCで……という使い分けもできますよ。
PCの大画面でストーリーやスチルを楽しんだり、ゲームはしたいけどスマホでは別のことをしたいという場合に活用できます。
ウインドボーイズ!のゲームシステム
ここでは、ウインドボーイズ!の遊び方やゲームシステムを紹介します。
練習する
ホーム画面から「部活動」を選ぶと、さまざまな場所で練習ができます。
練習用のカードデッキを編成し、スタミナを消費してどんどん練習を行いましょう。
練習を行うことで「進行度」が上がり、新たな練習場所やメインストーリーなどが解放されます。
コンサートに挑戦する
練習を繰り返し行うことで、「コンサートステージ」が解放されます。
高評価を得ることで、評価報酬アイテムの獲得やエクストラストーリーの解放が可能です。
コンサートで高評価を得るには、ゲーム内で集めた素材を使ってカードの強化を行うのが近道。
ガチャで同じカードを入手した場合は、絵柄が変化します。こちらもお楽しみに♪
ストーリーを読む
ウインドボーイズ!には、部員たちの青春の日々を描いた「メインストーリー」のほかに、部員一人ひとりのエピソードを深掘りする「部員ストーリー」、レアリティの高いカードにのみ用意されている「カードストーリー」があります(執筆当時)。
メインストーリーについては、練習を重ねたりコンサートで良い評価を得ることでどんどん解放されていきます。
またストーリー中に入手したスチルは「アルバム」から見返すことができます。
ただ画像を羅列したのではなく、手作り感のあるアルバムになっているので、追加されていくのが楽しみになりますね。
キャラクター紹介
ウインドボーイズ!に登場するキャラクターのうち、序盤に登場する3人をピックアップして紹介します。
飯塚ミナト(CV:小林裕介)
主人公が担任を受け持つ1年F組のトランペッター。
音楽においては天才的な能力を持つ。
物心つかぬうちに渡米したため、日本の習慣には疎い。
また、人との交流にも慣れていないところがある。
清嶋桜晴(CV:戸谷菊之介)
主人公が担任を受け持つ1年F組のトロンボニスト。
天性の明るさで、周りを盛り上げるムードメーカーだが4人兄弟の長男ゆえ、しっかり者の一面もある。
家が米の販売店を営んでおり、何より米を愛している。
兼古宗州(CV:村上耕平)
主人公が担任を受け持つ1年F組のフルーティスト。
真面目な性格で、1年生の中ではよくまとめ役となる。
しかし、頭が固すぎるところもあり、周りに助けられることもしばしば。
中学時代は吹奏楽部の部長であると同時に、生徒会長も務めていた優等生である。
実際にプレイした感想&まとめ
ウインドボーイズ!の舞台は高校の吹奏楽部。
廃部一歩手前の吹奏楽部を再建すべく、音楽を愛する学生たち、そしてかつて自身も吹奏楽部員として活動していた新人教師(ユーザー)の青春ストーリーとなっています。
キャラデザや背景などビジュアル面が美麗で秀逸だとか、CVが豪華だとか、おすすめしたいポイントはいくつもあります。
が、ここはやっぱり「音楽」がテーマということで、 ーム中の随所で流れる曲が癒やされるという点について推したいところ。
アプリはスキマ時間にちょこちょこやるから、基本は音なしでプレイするという人も少なくないでしょうが、ウインドボーイズ!に関しては可能な限り音ありでプレイしてみてほしいです。
キャラクターたちも個性豊かで非常に良いですが、センター的な扱いであるミナト坊ちゃまの愛らしさといったら群を抜いています。
ひたむきに音楽を愛する心、そして良いものを良い、嬉しいことを嬉しいときちんと言える素直さ。
開始数分で、筆者はすっかり好きになってしまいました。
また個人的には、 サブキャラクターのCVが豪華なのもポイント高いです。
とくに教頭先生。完全なるモブ顔してるのに、中尾隆聖さんを起用してるとかどういうこと?って思っちゃいました。
もちろんメインキャストに起用されている声優陣も、若手からベテランまで幅広く聴き応えがありますよ。
ストーリーも序盤からぐっと引き込まれるので、非常にバランスの良いタイトルといった印象。
イケメン男子たちのわちゃわちゃも、ぐっと目頭が熱くなる青春も、うっとりするような音楽も、全部まるごと味わいたい欲張り乙女は、ぜひ一度プレイしてみてくださいね。