【レビュー】あやかし恋廻りはストーリーチケットなしで楽しめるボルテージの人気作
あやかし恋廻り(あや恋)はこれまでの乙女アプリとは一線を画す、新感覚のアプリゲームです。
何が新感覚かというと、物語を読み進めるのにストーリーチケットも必要ありませんし、リセマラも簡単ですし、立ち絵もヌルヌル動きます
乙女ゲームはもっぱらVitaやSwitchなどのコンシューマーゲーム派の筆者も、「これなら!」と思えるクオリティの高さに感動を覚えました。
なのであやかし恋廻りは今までのストーリーチケット制に飽き飽きとしていた人や、乙女ゲームはコンシューマーゲーム派という人もぜひプレイして欲しい作品です
そこで当記事では、あやかし恋廻りを実際にプレイしてわかったおすすめポイントや遊び方、感想を紹介していきます
あやかし恋廻りとは
あやかし恋廻りは、乙女ゲームアプリ大手のボルテージが2018年10月に配信開始した女性向けアプリです。
あらすじ
舞台は明治時代の華やかな帝都。ひょんなことから陰陽師の力を手にしたヒロインは、前世の縁で結ばれた妖たちと出会い、力を合わせて怨霊と戦うことに。
次第に明らかになる千年前の悲劇、そして華やかな帝都の影でうごめく陰謀とは――?
と、あらすじだけでも何やら壮大な物語を想像させてくれます。
まずは、全5章からなるフルボイスのプロローグを読み進めてみてください。
ヒロインがなぜ陰陽師の力を持つことになったのか、妖との関係とは、ここから運命がどう動いていくのか……。
物語の根幹となる序章を読み終えたとき、きっとあなたは既にあや恋の虜になっているはず!
プレイしてわかった!あやかし恋廻りのおすすめポイント
実際にプレイして感じた、おすすめのポイントを厳選してご紹介します。
「鍵」をためて物語を一気読みできる
従来のボルテージの乙女アプリといえば、毎日数話ずつ読み進めるラブパス制が主流でした。
ラブパスは何もしなくても少しずつ読めるのが魅力ですが、「時間があるときに一気にプレイしたい」「めちゃめちゃ気になるタイミングで今日のラブパスがなくなった!」というストレスを感じることも……。
一方あやかし恋廻りはラブパス制ではなく、「本編の鍵」を入手して物語を解放させていく仕様となっています。
鍵はランクアップするごとに1つ入手できるので、休日に集中レベリングで経験値を上げ、鍵をためておいて物語を一気読みすることが可能です。
なのでラブパス制にもどかしさを感じていた人にはぜひプレイしてみてほしいです。
ストーリーが丁寧
あやかし恋廻りのストーリー構造は、「序章(プロローグ)」「本編(前編・絆)」「本編(後編・恋)」の3本柱で構成されています。
このうち本編は「暁」「暮」「宵」の3つの章で展開されており、前編は5人の妖との共通ルート、後編は一人ひとりとの物語を楽しむ個別ルートに分かれています。
出会った時点ではややよそよそしいヒロインと妖が、少しずつお互いのことを知り、やがて惹かれ合う。そんな心の動きが丁寧に描かれているのが特徴です。
正直、スマホアプリもここまで来たか!という印象を抱かずにはいられません。
また本編を含むすべてのストーリーは、解放後何度でも読み返しが可能です。キュンとしたあのシーンをもう一度見たい……!
そんな乙女の切なる願いもバッチリ聞き届けてくれるボルテージさん、素敵ですね。
立ち絵やスチル、背景までもが美麗
これは説明不要かもしれませんが、ぶっちぎりで立ち絵やスチルが美しいです。
しかも立ち絵はぺらっとした一枚絵ではなく、ぬるぬる動きます。ホーム画面でつんつんすると喋ります!
さらに付け加えると、背景や演出も非常にハイクオリティ。
あやかし恋廻りは「明治浪漫ファンタジー」――つまり時代物ですが、その雰囲気がしっかり伝わってくるのも魅力の一つです。
リセマラが簡単
あやかし恋廻りはノベル×カード育成型乙女アプリです。となると当然気になるのが、リセマラですよね。
面倒くさがりの筆者は基本リセマラをしない派ですが、あやかし恋廻りでは気が済むまでやりました。理由は簡単、サクサクできるからです。
アプリをインストールするとすぐオープニングムービーが流れ、その後すぐ10連ガチャが引けます。ここでお目当てのカードが引けなければ、すぐにリセマラ。
途中にチュートリアルなどを一切挟まない、ユーザーに優しい仕様となっているのが嬉しいですね。
ゲームシステム
ゲームシステムの基本は「鍵を集めてストーリーを読む」です。
そのために妖を強化して、より多くの経験値をゲットする必要がありますので、その流れについてまとめました。
ガチャで仲間を集める
まずはガチャを引いて、一緒に行動する仲間(妖)を集めます。
ガチャはミッションの達成報酬などでもらえるダイヤや、怨霊を倒したときにもらえるポイントを使って引くことができます。
集めたカードはホーム画面「カード」から確認でき、そこから編成やレベルアップなどが可能です。
見回りで経験値を貯め、鍵をゲット!
帝都の平和を守る「見回り」では、経験値や強化素材の勾玉を入手できます。
ストーリーを読むためにはランクアップ時に手に入る鍵が必要になるので、スキマ時間を使ってちょこちょこ見回りを行っておきましょう。
オート機能もあるので、作業感もほぼありません!
また、見回り専用の会話が発生したり、妖同士の関係性が垣間見えるひと言コメントが聞けたりといったお楽しみも用意されています。
政府要請をクリアして絆を深める
強力な怨霊を退治すると、一緒に戦った妖との絆を深めることができます。
本編後編「~恋~」を読むためには絆ランクが12以上必要なので、ストーリー解放前にしっかり上げておきたいところですね。
また、絆ランクが上がるとボイスをゲットできます。
あやかし恋廻りに登場するイケメンキャラクター紹介
「暁」「暮」「宵」それぞれに、5人の妖がおり、正統派イケメンからかわいい系、ちょっとクセのありそうなタイプなどラインナップが豊富なので、きっと推しが見つかるはずです!
そこでここでは、各章ごとに私が好きな妖を3人紹介します。
空耶(クウヤ)/cv.寺島拓篤
暁の章からは、烏天狗の空耶を紹介!「眠い」が口癖でいつもぼーっとしており、いまいち何を考えているのか読めないタイプです。
メインヒーロー的な位置づけにある北御門煌牙と仲が良く、「大事なことを頼むときは一番に頼むぜ」と言わしめるポテンシャルの高さを秘めています。
クールな見た目に反しておいしいものが大好きだったりとキュートな顔をちょくちょく見せてくれるので、いちいちキュンとします。
由利 藤一郎(ユリ トウイチロウ)/cv.野島健児
暮の章には個人的に推しが多く、悩んだのですが……。ここはやっぱり、序章からガッツリ登場する妖狐・藤一郎様をピックアップ!
人をだまくらかしてナンボの妖狐だけあってクセが強いですが、「妖界のひねくれ貴公子」という二つ名はどことなくコミカルだし、好きなものが「あぶらあげ(皆には内緒)」だと知ったときにはうっかり尊死しかけました。
あと、ビジュアルが美しすぎて破壊力抜群。
影丸(カゲマル)/cv.代永翼
宵の章に登場するキャラクターは序盤の段階では謎が多く、全貌をつかみきれていないのですが、ここでは初見で惹かれた女郎蜘蛛の影丸を紹介します。
なんといっても、女性顔負けの美貌と男らしい口調のギャップがたまりませんね……!
自分が最も強く美しい存在だと思っているため、弱い人間のことは美しくないと感じています。そんな影丸とヒロインがどう親しくなっていくのか、その過程を想像するだけでワクワクが止まりません!
実際にプレイした感想&まとめ
これまで紹介してきたようにあやかし恋廻りはなんといってもスマホアプリとは思えない、ゲームとしてのクオリティの高さが大きな魅力です
キャラデザインのきれいさと豪華声優陣によるボイスは確かに高ポイントですが、それだけに頼らない厚みのあるストーリー展開や、キャラクターの持つ信念・闇といった細部までの作り込みがとにかくすごいです!
まだ新しいアプリのため未配信のストーリーも多く、今から始めても十分「あや恋」の波に乗ることができます
ヒロインと妖たちがどんな運命を紡いでいくのか、どう心の距離を縮めていくのか、期待しながら待ちたいと思います!
ハイクオリティの乙女ゲームアプリをプレイしたい人はぜひあやかし恋廻りをプレイしてみてください